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Sonos Radio HDのサブスクリプションを再開される事をご確定願います。

サブスクリプションを再開する

Sonosは、米国の先進的なオーディオテクノロジー企業です。音楽などのコンテンツを手軽にストリーミングして家中で楽しめる、ワイヤレスマルチルームオーディオシステムのパイオニアとしてよく知られています。ワイヤレススピーカー、ホームシアターシステム、ヘッドフォンや商業用オーディオコンポーネントからホームオーディオシステムまで、Sonosはサウンド体験を一新する製品を次々と創り出しています。

ゲストライター

最もパワフルなサウンドバーから、小型のポータブルスピーカーに至るまで、すべてのSonos製品は、シンプルで使いやすいデザインを念頭に設計されています。また、様々なアプローチによって、お客様一人ひとりにふさわしい、より洗練されたサウンドを提供しています。「エッセンシャルガイド」シリーズは、Sonosを初めてお使いになる方、またずっと愛用されている方にも、Sonosを最大限に活用していただくのに役立ちます。

Sonos Rayの発売によって、心を揺さぶるサウンドを自宅でこれまで以上に手軽に楽しめるようになりました。コンパクトでパワフルなこのサウンドバーは、ほぼすべてのテレビに接続でき、あらゆるストリーミングサービスに対応しています。さらに狭いスペースにもすっきりと収納可能。このすべてが手頃な価格で手に入ります。

Sonosを初めてお使いになる方も、お持ちのSonosシステムにSonos Rayを追加された方も、この新しいサウンドバーを最大限に活用していただけるよう、Sonosの「エッセンシャルガイド」がサポートします。Sonos Rayが初めてのSonosシステムという方も安心です。箱を開けるところから初期設定、より高度な機能の使用、そして、Sonos Rayを他のSonosスピーカーと組み合わせる方法まで、各プロセスを丁寧に説明します。Sonosとは長い付き合いだという方でも、新しい発見や、しばらく使っていなかった機能を再確認できるかもしれません。

Sonos Rayを箱から出したら、テレビ（55インチ以下を推奨）の下に設置します。棚の中に収納するか、

を使用して壁に取り付けましょう。コンパクトなデザインでありながら、Sonos Rayは驚くほどワイドなサウンドステージを実現し、小～中程度の大きさの部屋をサウンドで満たします。

Sonos Rayには2本のケーブルが付属しています。1本は電源に、もう1本はテレビの光デジタル音声出力に接続します。すべてを接続して電源を入れたら、スマートフォンやタブレットでSonosアプリを開きます。指示に従って操作し、Sonos Rayを自宅のWi-Fiネットワークに接続します。アプリを開いた際に、設定開始のガイダンスが自動的に表示されない場合、[

]の順に選択して操作してください。

アプリのガイダンスに従うことで、テレビのリモコンと同期できます。初期設定でこのプロセスをスキップする場合、[

光ケーブルをSonos Rayの背面に接続するユーザー

サステナビリティへの取り組みの一環として、Sonos Rayの包装にはコーティングを施さない専用のクラフト紙を使用し、インクの使用を最小限に抑えています。この外箱は、発送工程の無駄を省き、結果として二酸化炭素排出量の減少につながっています。また、内側の梱包材にはEPEフォームを使用していません。これは、当社のサプライチェーン全体に共通する取り組みです。Sonosの持続可能なパッケージへの取り組み、およびより幅広い環境保護活動についての詳細は、

Sonosアプリなら、Sonos Ray（およびすべてのSonosシステム）のあらゆる操作を片手で簡単に行うことができます。アプリを使用するための詳しいチュートリアルは、

からご覧いただけますが、下記におすすめの機能をいくつかご紹介します。

スピーチエンハンスメント：会話をよりはっきりと聞きたいときは、再生中画面の吹き出しアイコンをタップしてください。サウンドエフェクトや音楽、その他すべての音声は通常の音量のまま、人の声のみが強調されます。音量を下げる必要がある場合でも、セリフを聴き逃がすことはありません。

ナイトサウンド：ご家族や近所の人を起こさないようにしたいとき、再生中画面で三日月のアイコンをタップすると、大きな効果音を抑えて静かな音を強調します。周囲の人に迷惑をかけることなく、驚くほどクリアなオーディオをお楽しみいただけます。

マイSonos：莫大な数の楽曲、アルバム、本、ポッドキャストがあったとしても、お気に入りの数曲や数冊だけを何度も聴いたり読んだりすることが多いですよね。そんな大切な曲はマイSonosに保存しましょう。Sonosアプリの画面下部にある星のアイコンをタップするだけで、すぐに再生できます。

検索：ツールバーで虫眼鏡のアイコンをタップすると、アーティスト、曲、アルバム、プレイリスト、ステーション、ジャンルごとに検索ができます。

ブラウズ：何を聴けばいいか迷ったら、画面の一番下にある音符のアイコンをタップして、Sonos Radioやお気に入りの音楽配信サービスから新しい音楽を発見しましょう。

お気に入りの音楽アプリを閉じることなく、Wi-Fiを使用して音楽をストリーム再生できます。

スピーカーアイコンをタップするだけで、Spotify、Amazon Musicなどのサービスから、Sonosシステムを直接操作できます。

また、iPhoneやiPadなどのiOSデバイスやMacでは、Apple AirPlay 2を使用してデバイスからオーディオをSonosに送り、ストリーミング再生することができます。

ブラックのSonos Rayで上部のパネルボタンを操作するユーザー

ベッドに座り、ブラックのSonos Rayを使用しながらテレビを観ているユーザー

Sonosシステムは、リスニングスタイルに合わせてフレキシブルに調整されるように設計されています。スマートフォンが生活の一部となった今、たまにその存在を忘れたくなりますよね。でも、音楽まで止める必要はありません。

Rayを含め、Sonosのスピーカーは全て、デバイスが近くにない状態でもタッチ操作やボタンで管理できるようになっています。

再生/一時停止ボタンを1回押すと、テレビをミュートにする、あるいは音楽を一時停止および再開します。

再生/一時停止ボタンを長押しすると、Sonos Rayを、最後に使用していたスピーカーとグループ化します。

再生/一時停止の右にあるボタンを押すと、音量が上がります。再生/一時停止の左にあるボタンを押すと、音量が下がります。

次の曲にスキップするには、タッチ操作を右方向にスワイプします。左方向にスワイプすると前の曲を再生します。

Sonosシステムの操作をアプリからの操作に限定したい場合は、各製品のタッチ操作を無効にすることができます。[

]をタップして、製品リストから[Sonos Ray]を選択し、[ハードウェア]の[

]をオフに切り替えてください。

使いやすいサイズ感や設定の簡単さは、Sonos Rayの魅力のほんの一部。他の製品との一番の違いは、圧倒的なサウンドクオリティです。

カスタム設計の音響を取り入れたこのサウンドバーは、2つのパワフルなツイーターがクリアな高音域を再生。綿密に設計された楕円形ウーファーが中音域をカバーし、独自の歪み防止テクノロジーがバランスの取れた低音を完璧に再現します。スプリットウェーブガイドがサウンドを部屋中に拡散し、高性能な音響プロセッサにより正確な音場を再生。まるで音楽の中心に身を置くような感覚をお楽しみいただけます。さらに、Trueplay™ソフトウェアが、お使いのスピーカーを空間に適した音響に調整します。

サウンドの大部分は、聴いている環境に左右されます。厚い絨毯が敷かれ、たくさんのクッションがあるこじんまりした部屋と、固い壁と床に囲まれた広い空間とでは、サウンドの反射や吸収の程度が大きく異なります。全く同じスピーカーをこの2つの部屋で使用した場合、どんなに精巧に設計されていたとしてもサウンドに違いが生まれます。

iOSデバイスでは、SonosのTrueplay™チューニング技術によって、部屋のサイズや家具など、Sonos Rayの設置場所がサウンドに与える影響を測定し、オーディオ出力を意図通りのサウンドにファインチューニングします。

設定中に、Trueplay™を使用してチューニングするように求められます。後でチューニングしたい場合は、[設定]メニューからいつでも設定が可能です。[

]をタップし、製品リストからSonos Rayを選択後、[サウンド]セクションで[

テレビ台に置かれたブラックのSonos Ray

理想のホームシアターをカスタマイズ

Sonos Rayは、Sonosホームシアターを始める方に最適な製品です。

Sonos Rayの単体でも、テレビ番組や映画、ゲームで、豊かなサウンドやクリアな会話、そしてより効果的な低音を体感できます。更に、リアスピーカーを追加すれば、360度をサウンドに囲まれるような体験をお楽しみいただけます。足音、ささやき声、背景音楽の要素などのアンビエント効果が、スクリーン上の世界にあなたを完全に引き込みます。

理想のサラウンドサウンドを実現するには、Sonos RayをSonos OneやSonos One SLと組み合わせましょう。究極のホームシアター体験を生み出す方法は、

からSonosのガイドをご覧ください。自宅のインテリアに自然に溶け込むスピーカーをお探しなら、IKEAとのコラボによって生まれた

も、Sonos Rayと一緒にお使いいただけます。

Sonos Rayは、よりレベルの高い視聴体験を提供するだけでなく、圧倒的なハイレゾオーディオを自宅でお楽しみいただきたいという思いで設計されています。それを体感する最適な方法のひとつが、Sonos Radioです。プロが厳選した様々なラジオステーションを聴くことができ、朝の目覚めから、深夜のパーティーまで、あらゆる場面に適したサウンドをお届けします。エリカ・バドゥ、ブライアン・イーノ、ケミカル・ブラザーズのような音楽界の重鎮等がキュレーションを務める限定ステーション、数多くのグローバルラジオ、さらに、あなたを眠りに誘うSonosセレクションの「Sleep Sound」など、Sonos Radioならあらゆるシーンで音楽をお楽しみいただけます。

Sonosは、音楽を愛してやまない人たちが、家のどこにいても圧倒的なサウンドクオリティの音楽を楽しめるようにするというシンプルなビジョンで、マルチルームリスニングの先駆者となりました。

しかし、私たちの家での過ごし方は常に変わり続けています。友人や同居人、パートナーと同じサウンドを共有して楽しむこともあれば、部屋ごとに別々のサウンドを流したいときもあります。音楽の流れを途切れさせることなく、屋外にサウンドを持ち出したいということもあるでしょう。そんなとき、Sonosシステムに複数のスピーカーを追加すれば、リスニング体験の可能性はどこまでも広がります。

例えば、Sonos RoamをSonos Rayに追加してみましょう。デバイスやSonosアプリでの

で、サウンドバーで再生中の音楽を、超軽量かつコンパクトなスマートスピーカーとペアリングすることができます。リビングで聴いていた音楽が、一瞬であなたの手の中に。そのまま他の部屋に向かっても、あるいは外に出てもビートが失われることはありません。

サウンド体験を拡張したいと思ったら、

テレビ台に置かれたホワイトのSonos Ray

Sonos Ray徹底ガイド

Guest Writer

When it came to creating a voice control experience unique to Sonos, the team behind Sonos Voice Control™ took a listener-first approach that prioritized privacy, sound quality, and inclusivity along with hands-free ease.

“Voice control makes technology very accessible,” says Joseph Dureau, Vice President of Voice Experience at Sonos. Dureau leads the team behind Sonos Voice Control, a new innovation that offers listeners hands-free control of their music and systems with any voice-enabled 

 product. His interest in the technology, however, extends beyond his professional life.

As a father to two young children, Dureau is always trying to limit screen time for himself and his family. “Being able to control music with my voice helps me stay present,” he explains. “I don’t need to pull out my smartphone to change the song or adjust the volume, and my children don’t see me constantly looking at a device.”

Drawn to the convenience of voice control, Dureau and his team wanted to find a way to improve upon the technology in a way that only Sonos could, making it even more intuitive, private, and inclusive. Oh, and it had to sound good, too.

A white Sonos Roam with examples of voice commands in animated speech bubbles

“Everything we do aims to empower listeners,” says Dureau. “When we think about a new feature, product, or partnership, it has to be rooted in our ethos. And it has to be easy.” With the addition of Sonos Voice Control, the team has realized this ambition on a new level with a one-of-a-kind experience.

Sonos Voice Control stands apart from other voice assistants that have become synonymous with smart speakers.

First, the setup is nearly effortless: There are no extra apps to download or new accounts to create. Sonos Voice Control offers complete command of your Sonos system with any voice-enabled product, regardless of generation.

Unlike other voice assistants, Sonos Voice Control has a better grasp of natural language, so it understands the way people actually talk. For example, it understands “Hey Sonos, up a bit” as well as “Hey Sonos, louder.” Whatever comes more naturally. You can also quickly follow up one request with another without having to repeat “Hey Sonos” (also known as the wake word) every single time. “It seems like a small detail,” says Dureau, “But it creates a lot of friction.”

Also, Sonos Voice Control processes all requests locally on the speaker or soundbar, which significantly reduces the time to music. It’s as instant as tapping a control in the app. Most of the time, Sonos Voice Control just does what’s asked without a repetitive verbal confirmation.

Local processing also allows for limited playback controls on Bluetooth®, including pausing, resuming, and volume adjustments. Plus, because no data or audio transcript is ever sent to the cloud, Sonos Voice Control doesn’t compromise on privacy.

With the increase of smart devices in our lives, privacy has become a top priority for customers. It’s also the number one reason why listeners never set up or use a voice assistant despite being drawn to the ease. So, naturally, privacy became a top priority for the Sonos Voice Experience team.

“We don’t use any customer data to feed our engines,” explains Dureau. All requests are processed locally on the Sonos product. “At no point is your voice going to be sent to the cloud, transcribed, or listened to by anyone.”

Rather than making shopping frictionless or leveraging data to enhance voice AI and search engines, Sonos Voice Control services the listening experience. “It’s like a voice version of the app,” says Dureau.

“At Sonos, we want to make everything sound as good as we possibly can,” says Greg McAllister, Senior Manager of Sound Experience. Throughout his storied career as a sound engineer, McAllister has worked on everything from Hollywood blockbusters to award-winning albums alongside Sonos Sound Experience Leader Giles Martin at London’s famed Abbey Road Studios. When it came to choosing a voice for Sonos Voice Control, he wanted it to sound as “natural as possible.”

Rather than use a sterile-sounding option generated by AI, McAllister and his team sought the perfect human voice, which they found in Giancarlo Esposito, the beloved big-screen and Emmy-nominated actor known for 

So, what makes a good-sounding voice? “It’s very dependent on context,” explains McAllister. “For instance, if you’re listening to someone reading a bedtime story, then you want the voice to be nice, soft, and relaxing. If you’re listening to somebody making an announcement, that should be a bit more direct.” Sonos Voice Control had to do it all.

“We want something that’s warm and positive, but also informative. Giancarlo’s voice perfectly fits the bill. He has a really nice deep resonance about his voice that feels very warm.”

“I’ve had a lot of experience playing characters, but I realized with Sonos that I would have to manipulate my voice in a way that was really me. It enticed me to be a part of this because people respond to the quality of my voice—they say it can be calm, it can be reassuring. It’s a voice that people recognize before they even recognize my face.” 

Giancarlo Esposito recording voice over in the studio

Giancarlo Esposito speaking with an audio engineer in the studio

Even more important than the human output of Sonos Voice Control is the human input that informed its final articulation.

Dureau and his team paid close attention to creating the best experience for 

 existing and future Sonos listeners. While surveying a diverse set of testers for an initial launch in US English, it became clear that they would not be designing for a monolith and found a few interesting opportunities for innovation.

“In the US, we noticed a large majority of song titles and artist names in Spanish,” explains Dureau. “We wanted to make sure that words would be pronounced correctly.” He laments how other assistants tend to mispronounce or alter non-English words and names entirely, sending the people on the other end hearing them that they were not considered in this technology. “We want everyone to feel included in the Sonos Voice Control experience,” he says.

A French native, Dureau also brings a special appreciation for regional accents. The US-based testers ranged from Southern California and New Jersey to Georgia and Minnesota, and the team plans to continue expanding the pool. “Every time we launch Sonos Voice Control in a new region,” Dureau continues, “we will do everything we can to make sure it works with the variety of accents you find there.”

Also included in the Sonos Voice Control experience? Amazon Alexa and Google Assistant.

Sonos is all about choice, letting you stream from your favorite services, mix and match speakers to customize your system, and even use multiple voice assistants. So, listeners who want a little extra hands-free help managing their smart home devices, getting answers to questions, or ordering dinner can also use Amazon Alexa or Google Assistant on their Sonos system. Alexa even works with Sonos Voice Control on the same speaker.

“We just want to be the best conduit of sound,” explains McAllister.

Sonos Voice Control is now available in the US. Learn more 

. For a deeper dive into the ins and outs of the technology behind the feature, visit our 

Closeup of a white Sonos Roam being used on kitchen countertop 

Voice Control, But Make It Sonos

2021年8月、SonosはリヴァプールFCの公式サウンドパートナーになりました。これはSonosとスポーツチームの初の提携であり、大きな変革をもたらしました。提携後初のシーズンが終わりに近づき、リヴァプールというチームも街も、他のどこにもないサウンドを持っていることが、これまで以上に感じられます。

試合の日はいつも、アンフィールド・スタジアムへ向かう道にあふれる5万人の観客の足音で始まります。そして、サポーターたちが通り抜ける入場ゲート、地元の人たちの喋り声。続いて、リヴァプールFCの選手たちがフィールドでウォームアップを始めると、スタジアム中に響き渡るアナウンサーの声。さらには、スタンドに集まったファンが盛り上げるチャント（応援歌）。これらのサウンドが、その場にいる人たちの胸の鼓動を高めるのです。

そして、キックオフの直前、現代ならではのちょっとした魔法が起こります。アンフィールドに行けない人も、待ちに待っていた歌を聴くためにテレビをつけます。「

When you walk through the storm, hold your head up high...

」で始まる、ジェリー＆ザ・ペースメイカーズの1963年のヒット曲『You’ll Never Walk Alone』は、リヴァプールFCの公式アンセム（テーマソング）です。この歌により、あたかも自分たちが今いる場所と、この輝かしいホームスタジアムとの境界が崩れるような錯覚に陥ります。数秒もしないうちに、ジェリー・マースデンの柔らかな優しい歌声は、一字一句を歌い上げる熱心なリヴァプールファンの大声にかき消されます。SonosとリヴァプールFCとのパートナーシップの素晴らしさを全員が感じられる特別な瞬間です。

「スタジアムでリヴァプールのアンセムを歌うと、この上なく気分が高まります」と語るのは、物心がつく前から試合を見に来ている地元サポーターのイアン・コーエン。「何度聴いても鳥肌が立ちます。」

Sonosにより、世界中のどこからでも家にいながらスタジアムと同じ感情を、かつてないほどの臨場感で味わうことができます。ドイツ、日本、あるいはカリフォルニア州にいたとしても、一緒にアンセムを歌っている瞬間は、マージー川のそばにあるこの神聖なグラウンドにいるように感じられます。きっと心臓の鼓動も、少し速くなっているかもしれません。

試合でリヴァプールのバナーを掲げるリヴァプールFCファン

歌が終わると、束の間の静寂。そして、キックオフを告げるホイッスル。ケニー・ダルグリッシュ・スタンド、アンフィールド・ロード・スタンド、メインスタンド、そして伝説的なKOPスタンドから成るアンフィールドが熱狂に揺れ、選手たちが動き出します。この高揚感がたまりません。

リヴァプールFCの現監督、ユルゲン・クロップは、このサウンドと活気にチームを前進させる力があると信じています。「アンフィールドの雰囲気ほど最高なものはありません」と、クロップは言います。「サポーターがチームに影響を与え、試合を左右するいい例です。」タッチラインからファンにもっと大きな声を要求する姿が頻繁に見られるクロップ監督。彼のサッカーが、その容赦ない陽気なプレイスタイルから「ヘビーメタル・フットボール」と呼ばれているのも頷けます。

このチームの素晴らしさはそれだけではありません。リヴァプールFCは、まるでオーケストラのようだと言えます。セネガル、エジプト、ブラジル、オランダ、日本、そしてイギリス。リヴァプールスピリットに突き動かされた、国際色豊かなメンバーが一体となって攻撃と守備にあたります。

自宅から赤いユニフォームを見守るファンにも同じ精神が宿ります。スピーカーを通してはっきりと伝わってくるアンフィールドの情熱。それが試合の最後の瞬間まで戦う選手たちを奮い立たせているのは明らかです。

「世界中に何百万人ものファンを抱えるリヴァプールFCのサウンドは、スタジアムの壁を越えて数々の都市や街に鳴り響いています。勝利、敗北、あるいは激励の瞬間とともに、ファン全体の心がひとつになり、連帯感が生まれます」と、Sonosのマーケティング バイス・プレジデントであるピート・ピーダーソンは語ります。

「サウンドはスポーツに欠かせない要素です」と、ピーダーソンは付け加えます。「選手が試合に向けて気持ちを高めるために聴く音楽や、スタンドのファンの歓声、あるいはスタジアムにいるかのような体験を自宅で再現する場合など、サウンドはあらゆる試合に活気をもたらします。リヴァプールは音楽の街としても有名です。Sonosは、この伝統とつながりを大切にしたいと考えました。」

リヴァプールの試合が映るテレビとSonos Beamのクローズアップ

リヴァプールFCとのパートナーシップの一環として、そしてリヴァプールに根差す音楽のルーツを称えるため、Sonosは製品をアンフィールドスタジアム全体に設置し、選手とファンが試合を最高のサウンドで楽しめるようにしています。そして、試合の日以外でも試合の雰囲気を味わいたいファンのために、Sonos Radioは「アンフィールド・プレマッチ・アンセム」という特別ステーションを設け、男子・女子のファーストチームの選手が選んだ音楽や、リヴァプールのレジェンド、ジョン・バーンズによるナレーションの他、ダンスやヒップホップ、アフロビート、R&Bの最新ヒットをお届けしています。

近年好成績を収めているリヴァプールFCは、ビートルズ以来、リヴァプールが世界に誇る最大の産物となっています。2015年にクロップが監督に就任して以来、チームは他にはないサポートの力を得て結果を残しています。2019年にチャンピオンズリーグ、UEFAスーパーカップ、FIFAクラブワールドカップを制した後、2020年に30年ぶりのリーグ優勝を果たし、今年3月にはリーグカップを獲得しました。シーズン終了までにプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FAカップを再度制すれば、新たなトロフィーケースが必要になるかもしれません。

地元のファンも遠く離れた土地のファンも、チームの成績に少なからず役割を果たしています。たとえタイトルを獲得できなかったとしても、パンデミックのために1年以上もアンフィールドに足を運べなかったファンがついに戻ってきた今シーズンは、素晴らしいものであったと言えます。

チームのエースストライカー、サディオ・マネはファンがスタジアムにいることの大切さに感謝を表しています。

「いつも言っているように、リヴァプールのファンは世界一です。」とマネは言います。「アンフィールドを埋め尽くすファンの前で再びプレイできて本当に嬉しいです。ファンが戻ってきたことはチームにとって非常に重要で、勝利に大きく貢献してくれています。」

試合開始時にフィールドに入るリヴァプールの選手たち

スタジアムに観客が戻ってきたことは、自宅で観戦するファンにとっても大きな意味があります。サポーターたちが合唱する「You’ll Never Walk Alone」やKOPスタンド名物の唸り声など、アンフィールドのサウンドが、リヴァプールFCの観戦を直感的で感情的な体験にしているからです。Sonosは、このようなサウンドをかつてないほど身近に感じさせる役割を担っています。自宅での観戦に最適なSonos ArcやBeam、外に持ち出せるSonos MoveやRoamなど、どんな製品であっても、世界中のファンがリヴァプールFCの試合を特別なものにしているサウンドを、これまで以上に感じることができるようにしています。

地元で知らない人はいないリヴァプールファン、ポール・トレマルコの言うことに間違いはありません。ポールは、アンフィールドスタジアムの向かいにある世界的に有名なアークルズ・パブのオーナーを1981年から務めています。1966年からずっとリヴァプールFCのサポーターであるポールは、イギリスのみならず世界中から訪れるファンをいつも温かく迎えています。「リヴァプールはとても活気があって、訪れる人を喜んで迎える街です。サッカーに関してだけではなく、文化も歴史も、すべてにおいて言えます。この街に住んでいることを誇りに思っています。」と、ポール。「リヴァプールFCは、そのグラウンドも雰囲気も、唯一無二のものです。リヴァプールっ子のようなファンは他にいません。こんなに感情を込めて歌うファンはどこにもいないでしょう。世界一情熱的なファンなんです。」

この情熱と、音楽、サウンド、スポーツの融合こそが、SonosとリヴァプールFCの素晴らしいパートナーシップの原動力となっています。現在では、Sonos製品の力により、まるでアンフィールドにいるかのように自宅で試合を観戦できるようになりました。そこがリヴァプールでも、世界の裏側でも、心の底からの叫び、ボールを蹴る音、ゴールネットを揺らす音のすべてが、自分がその場にいて、この伝説的なチームの一員であるかのように感じさせてくれます。

Sonos Moveのクローズアップと、リヴァプールFCのジャージ

自宅のSonos Beamでリヴァプールの試合を見ているグループ

Sonos x リヴァプールFC =王者のサウンド

を発表しました。これにより、我々の業務が環境に与える影響を見直し、10年後までのカーボンニュートラルを目指し、サステナブルな将来に向けて力強い一歩を踏み出しています。

気候変動の危機が地球の未来を脅かしている現在、広範な政治的変化から個人による行動、廃棄物削減から生態系保護まで、私たちの行動が地球に与える影響について総体的かつ批判的に考えなければなりません。 新たな気候変動行動計画の発表により、Sonosの環境責任への取り組みは新たな段階へと進み、Sonosが長年にわたり実行してきた取り組みを基盤に、将来に向けて意欲的な目標を設定します。

そのものから始まり、Sonosの二酸化炭素排出量削減に対する取り組みとして、2030年までにカーボンニュートラルに、2040年までにネットゼロを目指すものです。Sonosは今年、非営利組織サステナブルサーフと提携し、2021年のカーボンオフセットの分野に投資していきます。資金の一部は、カリフォルニア州沿岸の昆布林の復元に使用されます。二酸化炭素排出量削減に重点を置いた

とともに、Sonosはより広範なサステナビリティに関する対策を数多く発表しています。これには、Sonos製品の消費電力を大幅に削減する、製品を修理・リサイクルしやすくすることで製品寿命を延ばす、2025年までに100%の紙パッケージに切り替える、サプライチェーンの環境フットプリントを減らす、研究・認証・説明責任において世界をリードする組織と協働することなどが含まれます。

これは、長年のSonosの事業を振り返り、今後何十年にもわたるSonosの優先事項を定める重要なコミットメントおよびポリシーです。Sonosはどうやってここまでたどり着いたのでしょうか？ポリシーおよび企業の社会的責任担当ディレクターのデジ・オルコツンは、過去と現在のつながりを強調します。「この取り組みを始めて何年も経ちますが、Sonosはサステナビリティだけでなく、サプライチェーン、Sonos製品の開発に携わる方たちの労働環境、Sonosの施設やオフィスの管理方法などについても考えてきました」と語ります。「ここ数年は聞き取りと学習に費やし、どのように改善できるかを考え、それを行動に移してきました。気候変動問題の解決には、行動が必要です。Sonos社員のいるすべてのオフィスで、ここ数年異常気象を経験してきたこともあり、私たち全員にとって現実味のある差し迫った問題であると感じています。」

Sonos製品のサステナブルなパッケージ

取り組みの第一歩として、Sonosの世界における二酸化炭素排出量を調査し公開しましたが、その結果は驚くべきものでした。「排出量が最も大きかったのは、サプライチェーンでも、製造や物流でもありませんでした。材料の調達、製品の製造、店舗への搬送による排出量は、全体の4分の1以下にとどまっています」とデジは語ります。実際に、Sonosの二酸化炭素排出量の75%が、各製品のライフサイクル中に消費されるエネルギーだったのです。こうして、Sonosの

「自社で管理しやすいという点で、この結果は歓迎すべきサプライズでした。私たちは、Sonosのお客様が責任ある選択をできるようにしたいのです。一部のシステムがオンになっている間に他の部分で電源をオフにしたり、音声アシスタントを使用しているスピーカーをより明確にしたりといった、エネルギー消費に関するオプションをもっと提供することができるようになります。」また、Sonos Roamに搭載した機能の1つであるスリープモードを、2023年からはすべての製品に搭載する予定です。エネルギー効率というこの新たな焦点により、Sonos製品が消費するエネルギーを今後10年以内に35%削減し、カーボンニュートラルおよびネットゼロの目標に向けて重要な役割を果たします。

ただし、二酸化炭素排出量を完全に把握し、削減することは、取り組み全体の一部に過ぎません。「気候変動に焦点を当てた取り組みは非常に重要ですが、サステナビリティに関して重要な側面は他にもあります」とデジは説明します。「例えば、製品が寿命に達した時、二酸化炭素排出量の観点からは比較的影響が少ないと言えますが、電気電子機器廃棄物や埋立地に行き着く資材に関しては環境に大きな影響を及ぼしかねません。」2022年より、Sonosは製品の二酸化炭素排出量を把握するだけでなく、より広範な観点から環境への影響を調べ始める予定です。「Sonos製品を細部までこだわって作ることになり、これらの重要な洞察が私たちの将来のデザイン決定に役立ちます」とデジは語ります。

さらにSonosは、壊れやすい生態系のサポートにサウンドを使用する画期的なプロジェクトにも参加する予定です。「私たちは一企業として、再生という概念について考えてきました。ただ環境フットプリントを減らすだけでなく、もらった分よりも多く還元することで地球をより良い場所にしようという考えです。」Sonosはこの再生プロジェクトの取り組みの一環として、Music Declares Emergencyへの参加、音楽業界の気候変動対策ソリューションに関するClimate Blowoutカンファレンスの主催、最新の生態音響に関する研究への資金提供など、サウンドを使用して環境を改善することに特化した組織と協働しています。すでにデジたちが支援している影響力の大きなプロジェクトの1つは、科学者のチームがマルチマイクアレイや機械学習を使用し、カリフォルニアで今年起きた山火事により破壊された生態系に戻ってくる絶滅危惧種のマダラフクロウの鳴き声を追跡するものです。食物連鎖の下位まで生態系の多様性が回復したことを示す重要なマーカー種であるフクロウ（およびその鳴き声）は、異なる生態系がどんなスピードで回復しているかを研究者たちがより明確に理解し、何に重点を置くべきかを判断する指標となります。

ホワイトのSonos Roamをバッグに入れてハイキングしている人

これらはどれも素晴らしい考えですが、言うだけなら簡単です。本当に重要なのは、これらの理想的な方針と野心的なアイデアを実際に行動に移すことです。Sonosが

の中で明確に示す基準に従っていることを確認する方法は、2つあります。1つ目は、すべてのSonosの関係者が目に見えて進歩を感じることができるような明確な目標を設定することです。「何かをするつもりだと言うだけの企業と、それを本当に実行する企業の大きな違いは、業績目標を設定しているかどうかです」とデジは言います。「過去5年間、Sonosはパッケージ、エネルギー効率、サプライチェーンの監査に関して目標を設定してきました。現在は、これらの新たな気候目標も取り入れています。」ただし、これには課題も伴います。「このような目標設定をした場合、達成できなかった時にも公表しなければなりません。多くの企業にとって透明性を保つことは現実的な課題となっていると思います。Sonosがしたように、これらの目標を公表し、Sonosがする予定であるように、結果を報告すること。これが説明責任の大きな部分であると言えます。」

Sonosの進行状況の透明性と責任を保つ2つ目の方法は、二酸化炭素排出量、サステナビリティ、そして倫理に関して業界全体にわたる基準を維持している外部組織と提携することです。Sonosは2021年の終わりまでに、サプライチェーンの監査およびSonosのベストプラクティスの順守を支援するレスポンシブル・ビジネス・アライアンス（RBA）の正式な一員となる予定です。また、サステナブルな紙ベースの製品を使用していることを認証する森林管理協議会（FSC）にも加わる予定です。 どちらの場合も、これらの組織によりSonosが目標を達成していることを立証することができます。

これらの取り組みすべてにわたり、Sonosの根底にある価値観を一言でいうと、「Listen better」です。これは当初、デジたちによる社会的影響に関するプロジェクト名でしたが、それ以来Sonos全体にわたる信念として採用されてきました。極上のサウンドを提供するというSonosのコミットメントを体現するだけでなく、地球をより良い場所にするための取り組みにも当てはまるからです。

「これは、協調行動の機会であると言えます。特に気候変動に関してですが、サステナビリティ全般においても同じです。つまり、多くの企業が関与すればするほど、より簡単になるのです。Sonosでは、社員みんなが本当に地球を大切にしたいと思っていること、文化面で大きな変化があったこと、そしてこの問題に対して一丸となって取り組んでいることを誇りに思っています。」

森の中でマグカップとジャケットの横に置かれたブラックのSonos Move

サステナビリティへの取り組みの強化

革新的な家具デザイナー、Floydとのパートナーシップを記念して、アーティストであり、デザイナーでもあるハッサン・ラヒムとの対談をご紹介します。この対談では、ラヒムがデザインに魅了された理由、音楽が作品に与えるインスピレーション、新進アーティストや若いデザイナーへのアドバイスなどを語っています。

ブルックリンにあるハッサン・ラヒムのアパートは、彼のコレクションや一点モノが所狭しと置かれた禅の空間で、作業場であり、インスピレーションの源、リラックスする場所でもあります。アーティストであり、デザイナーでもあるラヒムは、子供の頃の興味が彼の仕事につながっていると言います。それは、独特で強く、コンセプトに沿い、彼自身の本質を反映しています。ラヒムは、音楽業界の中で独自に歩んできたデザイン、インスピレーション、作品の道について語りました。

ラヒムさんご自身とその作品について紹介してください。

ハッサン・ラヒムです。私はアーティストですが、それだけに固執したくありません。時にはアーティストであり、時にはグラフィックデザイナーであり、アートディレクターであり、デザイナーでもあります。カリフォルニア州サンタアナで育ち、ロサンゼルスに住んでいました。そして6年前に、ニューヨーク州ブルックリンに移り住みました。仕事では、多様な内容に取り組むことを重視しています。動画制作、ロゴデザイン、そして個人的な仕事である版画制作やコラージュなど、幅広いメディアを手掛けていますが、プロジェクトに魅力を感じるかどうかはそのコンセプトやアイデアに起因します。15歳の時にPhotoshopをダウンロードした時からそうなんですが、私のやり方はフリースタイルです。

独学なのですね。では、独学でどのようにデザインの世界に入ったのですか？

デザインの経験はスケートボードから始まりました。スケートボーダーでもありましたが、グラフィックやスケートボードのアート、広告、雑誌が大好きでした。こういったものに目が釘付けになり、自分でも作りたいと思っていました。ステッカーやTシャツをデザインしたいという思いがあり、その制作に興味があったのです。「どうやって作ったんだろう？」と考え、自分でいくつか再現してみたり。そうやって想像しながら色々なテクニックを身につけ、道具も作ったんです。

初めはTシャツでしたよね。詳しく聞かせてください。

15歳の時に、自分のTシャツ作品をMyspaceに投稿していました。するとそれを見た人が、自分たちのブランドのTシャツを作ってくれと言ってきたんです。そこからスケートボードを介して、ObeyやDiamond Supplyなどのブランドの人たちと出会い、Tシャツを作ってほしいと依頼されました。

作品にはコラージュをたくさん使用していますね。何がきっかけでコラージュをするようになったのですか？

頭の中で断片をつなぎ合わせていたんです。私は、他の人から得たインスピレーションの断片でできているんですよ。ちょっとした切れ端、記憶に残る言葉、人から聞いた話…それが全部組み合わさったのが自分です。また、マッドリブやJ・ディラなどがサンプリングして、切り貼りして、刻んでというように、ビートを作る様子にも大きな刺激を受けました。ビート制作を見て刺激を受け、自分の作品にそれがビジュアル的に感じられると気づいたんです。自分も頭の中で同じように断片を組み立てていると。

「ビート制作を見て刺激を受け、自分の作品にそれがビジュアル的に感じられると気づいたんです。自分も頭の中で同じように断片を組み立てていると。」

音楽のさまざまな側面を分解してアートに組み立てなおそうとする時に、作品のインスピレーションとして音楽を使うことは多いのでしょうか？

制作プロセスは進化しています。以前はよく音楽をかけていましたが、今は瞑想状態に入るよう心がけています。かつてはハイエナジーなクラブミュージックで、朝4時まで仕事をしたものです。仕事が増えるに従って、プロセスも変わりました。禅を感じながら画面を見つめ、仕事を進めます。まったく異なるタイプの集中力です。

また、NTSラジオでSlow Focusも聴いています。アンビエントな禅のような音楽です。そのラジオの音楽で目を覚ます。つまり私にとっては目覚まし時計です。

ということは、音楽はあなたの作品に間違いなく大きなインスピレーションを与えているのですね。

私は自宅で仕事をしています。それはパンデミックの前からです。以前はスタジオがありましたが、自分の仕事は極めて個人的だと気づいたのです。とても個人的なところから生まれる、つまり自宅で本を読んだり、レコードを聴いたりしている時にひらめくんです。仕事場はニューヨークの小さなアパートなので、広くはありません。部屋の真ん中は机に占拠されています。でも、自宅で仕事をするのはすごくいいですよ。

本やレコードの膨大なコレクションをお持ちですよね。どうやって集めたんですか？

コレクションの方から私の方に寄ってくるんです。少しずつですけどね。蓄積ということです。ものすごく好きなものもあれば、もう興味を失って処分するものもあります。レコードのコレクションはいくつかの種類に分かれます。聴きたいレコード、レアなレコード、見て刺激を受けるだけのレコードという具合にね。安売りレコードのコーナーで掘り出し物を見つけるんです。若い頃はよくやっていました。デザインに興味を引かれました。ジャケットのアートが素晴らしい70年代のイケてるレコードは、コンセプトを見事に表していたんです。考えさせられますよ。今でもジャケットが良ければ安売りのコーナーでレコードを買います。レコードのコレクションを本のコレクションのようにしたいので。

「聴きたいレコード、レアなレコード、見て刺激を受けるだけのレコードという具合にね。安売りレコードのコーナーで掘り出し物を見つけるんです。」

今まで住んだ街や場所は、作品の形成にどんな影響を与えたのでしょうか？

自分の作品はオレンジ・カウンティで過ごした時代に形作られました。その頃にデザインに興味を持ったのです。インスピレーションを探していて、その過程でオンラインを使うようになりました。そこは最高にカッコいい素材があったんです。

友達はみんなスケートボードをやっていて、トリッキーなスケーターが好きでした。でも、自分はクールでスタイリッシュなスケーターが好きでした。どんな服を着ているのか知りたくて、調べたりしたものです。

自分の仕事に興味を持ち続ける原動力とは？

幅と多様性です。新しいチャレンジや経験を厭わず、自分はこのデザインしかやらないとか、アーティストの仕事以外はしないとは言いません。私は映画の監督も、本の執筆も、コンサルティングも、展覧会の開催もやります。自分がやっていることを楽しみ、新しいことにチャレンジして、身動きが取れなくなるのを心配したりしません。こうしていればとてもワクワクします。

音楽業界向けにもデザインをしていますね。ミュージシャンや音楽業界の人たちとの仕事で学んだことはありますか？

音楽業界は興味深いです。30センチ四方の小さなアート作品です。音楽向けにデザインをする時は、まず感情から入り込まなければと考えています。考えてみれば15歳の頃に初めてのCDを開封して、曲がどれも自分にとって特別な存在に感じたことを覚えています。そんな感情をも再現したいんです。若い子たちに同じような経験をさせたい。そう考えて取り組んだら、イコノグラフィーが上手くなった気がします。イコノグラフィーは音楽に重要だと思います。少なくともパッケージには。

イコノグラフィーの他にも、音楽を生き生きとさせる方法としてTシャツがあります。だからビンテージグラフィックTシャツの古着は大きなマーケットだし、バンドのTシャツはレアで高いんです。

「音楽向けにデザインをする時は、まず感情から入り込まなければと思います。考えてみれば15歳の頃に初めてのCDを開封して、曲がどれも自分にとって特別な存在に感じたことを覚えています。そんな感情をも再現したいんです。」

この分野の新進アーティストや若いデザイナーに何かアドバイスはありますか？

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