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Sonos Roamエッセンシャルガイド

スティーブン・ザフティヒ

グローバル・エディトリアル責任者

Sonosは、誰にとっても簡単な設定と操作でお楽しみいただけることを念頭に、すべての製品を設計しています。しかし、Sonosの体験は、思いのままに豊かで重層的なものにすることもできるのです。Sonos製品を最大限に活用するための「エッセンシャルガイド」シリーズをぜひご覧ください。

Sonosが2番目のポータブルスピーカーの開発に着手した時、お客様にしてほしくないと思ったことが1つだけあります。それは、スピーカーをバッグや引き出しの中に入れたままにしておくこと。だからこそ、外出先でも自宅で聴くときと同じような感動的な体験を実現しなければならないと考えました。その結果誕生したのが、Sonos Roam。Sonos史上最も多用途なスピーカーです。

はじめに

「エッセンシャルガイド」は、Sonosを初めて使う方にも、長期間愛用されている方にも役立ちます。Sonos Roamが初めてのSonosスピーカーなら、一から見ていきましょう。このガイドでは、Sonos Roamの設定から、他のSonosスピーカーをグループ化してできる高度な機能まで、Sonosの活用方法を段階的に説明していきます。すでに長い間ご利用いただいている場合は、お好きなセクションからご覧ください。Sonos Roamについての新しい情報や、しばらく使っていなかった機能を発見できるでしょう。準備はいいですか?では、始めましょう。

カラーを選ぶ

これまでのSonosの中で最も小さくてポータブルなスピーカーのSonos Roamは、外出先で楽しめるように設計されました。そのため、Sonos Roamのカラーパレットを作る時に、リスナーが聴く場所と、聴きながら見る素晴らしい風景からインスピレーションを受けたのは自然な流れでした。そして「オリーブグリーン」「オーシャンブルー」「サンセットオレンジ」というカラーが生まれました。

緑生い茂る景色、海岸線に広がるビーチ、夕焼けの空。Sonos Roamのカラーは屋外でのリスニングに理想的です。自宅の近くでも、遠く離れた旅先でも、新たな体験を追い求めるリスナーのアウトドアスタイルに彩りを添えます。自宅に帰っても、インテリアに溶け込む、あるいは目を引く色調がお部屋のアクセントになります。

シンプルな中間色がお好みのリスナーのために、シャドーブラックとルナーホワイトの2色もご用意しています。お好みのカラーを選んだら、次は設定です。

設定

Sonos Roamを使い始めるのにまず必要なのは設定です。すでにSonosのシステムをお持ちの方は、それがどんなに簡単かご存知のはず。でも、Sonos Roamではさらに簡単になりました。

SonosアプリがSonos Roamを自動的に検出し、数秒でWiFiに接続します。Sonos Roamの電源が入っている(スピーカーの背面にあるボタンを押す)かUSB-Cケーブルで電源に接続されていること、そしてiOSまたはAndroid用のSonos S2アプリがダウンロード済みであることを確認してください。アプリの指示手順に従うと、ほんの数分で使い始めることができます。

パッケージについて

Sonosでは、Sonos Roam用に画期的なパッケージシステムを開発しました。環境に対するサステナビリティの新たな標準となるシステムです。Sonos Roamの梱包ボックス、ドキュメント用の封筒、開封帯、ラベルには使い捨てのプラスチックを使用せず、持続可能な方法で生産されたカスタムクラフト紙を開発。梱包材はすべて紙パルプに変更しました。パッケージエクスペリエンス部門長のミッシェル・エンライトは、「箱を開ける時に、自分の誕生日のように感じてほしかったんです」と語っています。

製品の環境フットプリントを減らすSonosの取り組みについては、こちらをご覧ください。

Sonos Roamを設置する

Sonos Roamは、縦置きにも横置きにもできます。縦置きにすると、奥行きは最大でも6.35cmで、他のどのスピーカーと比べても省スペースです。また、充電ケーブルの幅を狭くし、壁際や部屋の角に置けるようにしました。

横置きにすると、芝生や砂の上などの凸凹面での安定性が増します。また、設置の向きにかかわらず、直感的に音量を調節できるように音量ボタンが配置されています。

Sonosアプリ

Sonosアプリは、スピーカー(とシステム全体)の操作パネルが手のひらにあるようなものです。基本的なアイコンを2、3個覚えたら、アプリで簡単に操作できるようになります。アプリを使用するための詳しいチュートリアルは、こちらをご覧ください。

お気に入りをすばやく見つけたり、新しい使い方を発見したりするのに役立つ、よく使われる機能をご紹介しましょう。

My Sonos
莫大な数の楽曲、アルバム、本、ポッドキャストがあったとしても、お気に入りの数曲や数冊だけを何度も聴いたり読んだりすることが多いですよね。検索しながら画面の一番下にある星のアイコンをタップし、お気に入りコンテンツを「My Sonos」に保存しておけば、後からすぐにアクセスできます。

検索
ツールバーで虫眼鏡のアイコンをタップすると、アーティスト、曲、アルバム、プレイリスト、ステーション、ジャンル、作曲家などを検索できます。

参照
何を聴けばいいか迷ったら、画面の一番下にある音符のアイコンをタップして、Sonos Radioやお気に入りの音楽配信サービスから新しい音楽を発見しましょう。

Sonos Radioについて

Sonos Radioは、Sonosをお持ちの方が無料で利用できるラジオサービスです。世界中の何万ものラジオ局にアクセスし、Sonosのオリジナルコンテンツを楽しみながら、いろいろなジャンルのラジオ局で新しい曲をチェックしましょう。Sonosアプリから無料でお楽しみください。ウェブでのラジオ局のプレビューや番組のリスニングは、場所を問わずどんなデバイスでもご利用いただけます。

Sonosのオリジナルラジオ局「Sonos Sound System」では曲の秘話を聞いたり、新しいアーティストを発見したりできます。最新リリースも聴いてみましょう。トム・ヨーク、ブリタニー・ハワード、ロードなど、音楽界の著名なアーティストがキュレーションするSonosだけのステーションもお楽しみください。魅惑的でディープなラジオカルチャーの話など、最新情報はInstagramで@sonosradioをフォローしてください。

ゴーストフェイス・キラー、ビョーク、FKAツイッグス、ブラックスミスラジオなどのキュレーションによるステーションなど、もっとたくさんのオリジナルコンテンツを広告なしの高音質で聴きたい方は、Sonos Radio HDをチェック。

タッチ操作

Sonosシステムは、聴く人のリスニングスタイルに合わせてフレキシブルに調整されるように設計されています。スマートフォンは私たちの生活のあらゆる場面で使っているので、たまにはどこかに置いて存在を忘れたくなることもありますよね。でも、音楽はかけたままにしたいという場合には、タッチ操作が便利です。

Sonosスピーカーはすべてタッチ操作が可能で、アプリを使わなくてもシステムを操作できるようになっています。ここでは、ボタンだけを使用してSonos Roamを操作する方法をご紹介します。

電源

1回押すとスリープモードになり、バッテリーを節約できます。聴きたくなった時にSonos Roamを起動するには、いずれかのボタンを押します。

Bluetoothデバイスとペアリングするには、チャイムが鳴ってステータスランプが青色になるまで2秒間長押しします。(これを行う前に、Sonos Roamが設定されていることを確認してください。)

5秒間長押しすると、電源が完全にオフになります。

再生/一時停止

1回押すとコンテンツを再生/一時停止します。

2回押すと曲をスキップします。

3回押すと前の曲に戻って再生します。

家中のSonosスピーカーをグループ化するには、チャイムが2回鳴るまで長押しします。

サウンドスワップするには、チャイムが3回鳴るまで長押しします。サウンドスワップは、一番近くにあるSonosスピーカーにサウンドを移行します。(サウンドがボールだとしたら、ボールを友達に投げたり、友達が持っているボールをこちらに投げてもらったりするようなイメージです。)

音量

[+]ボタンを押すと音量が上がります。

[-]ボタンを押すと音量が下がります。

Bluetooth、直接操作、AirPlay 2

スマートフォンで曲を聴いたり、動画を見たりしていて、もっといい音で聴きたいと思うことってありますよね。それも今すぐに!Bluetoothは、スマートフォンで再生しているコンテンツを近くのスピーカーに送って大きな音で流すことができます。Bluetoothは外出先ではとても便利ですが、自宅では通常はWiFiでの接続がベストです。Sonos Roamは、この2つを自動的に切り換え、自宅のネットワーク圏内ではWiFiを優先します。

でも、スマートフォンに保存されているコンテンツが、WiFi接続ではSonosシステムで再生できないことがあります。ただしそれは、これまでの話。Sonos Roamなら、Bluetoothを使用してサウンドをシステム全体で流せます。やり方は、Sonos Roamを他のスピーカーとグループ化し、Sonos RoamでBluetoothストリーミングを開始するだけ。これで、グループ化したすべてのスピーカーで曲が再生されます。

好きなアプリを使いたい?お気に入りのアプリから離れずにSonosでストリーミングする方法もあります。

Spotify、Audible、Amazon Music、Pandoraなどの音楽配信サービスなら、それぞれのアプリでSonosを操作できます。外部スピーカーで再生するボタンを探してください。

さらに、iPhoneやiPadなどのiOSデバイスやMacでは、AirPlay 2を使用してお気に入りのアプリから曲をSonosに送り、素晴らしいサウンドを再生することができます。Sonosで聴くサウンドは一味違います!

音声操作

タイマーをセットする、音量を上げる、1リットルは何ccかを調べるなどの際に一番手っ取り早い方法は、音声操作です。料理中に両手が粉だらけの時は、特にそうですよね。

WiFi環境下のSonos Roamでは、Amazon Alexaを使用してSonosシステムを操作できます。Sonos Roamの上部にあるランプの点灯は、マイクがオンの状態で、音声アシスタントを使用できることを示します。

音声アシスタントに興味がない?マイクのランプは有線接続されています。つまり、マイクのボタンを押してランプが消えると、マイクがオフになります。

プライバシーについて

スマートスピーカーが家にあると便利ですが、向いていない人がいるのも事実です。Roam SLにはマイクが搭載されていないので音楽に集中でき、プライバシーをそれほど心配する必要もありません。

オートマティックTrueplay™チューニング

サイズの小さなSonos Roamですが想像を超えるサウンドを楽しめます。それは、コンパクトながら驚くほどリッチなサウンドを実現するように徹底的に設計されたからです。カスタム設計のレーストラック型ウーファーが低音域の出力を最大限に引き出し、高性能ネオジム磁石モーターがパワーを押し上げます。

サウンドの大部分は、聴いている環境に左右されます。厚い絨毯の上に重ねられた枕にもたれて居心地のよい部屋で聴く時と、野外の芝生広場で聴く時は、サウンドは大きく異なります。SonosのTrueplay自動チューニング技術は、それぞれの環境に合わせてサウンドをダイナミックに調整します。だから、聴いているコンテンツにかかわらず、Sonos Roamは極上のサウンドを奏でるのです。

ステレオペアリング

ステレオペアリングは、とても複雑で技術的なように思われますが、実はシンプルに「すごい!」の一言なのです。基本的な概念をご説明します。多くの音楽は、左と右の2チャンネルでレコーディングされます。左チャンネルではギター寄りに、右チャンネルではベース寄りにミックスしたとしましょう。この曲を1台のスピーカーで聴くと、2つのチャンネルが1つになります。ギターとベースの両方とも聞こえますが、別々のチャンネルで聴くような繊細さは感じられません。

でも、これを(WiFiで)ステレオペアリングした2台のスピーカーで聴くと、空間や広がりが生まれます。つまり、レコーディング時の豊かさやニュアンスはそのままで楽曲を楽しめるということです。

Sonos Roamの充電

Sonos Roamに付属しているUSB-C充電器は、縦置きでも横置きでも、スピーカーの背面にすっきり収まります。また、置くだけで充電できるQi対応の充電器を使用することも可能です。

Sonos Roamは、1回の充電で最長10時間連続再生可能です。バッテリーを長持ちさせたいなら、Sonosアプリを開いてバッテリーセーバー設定がオンになっていることを確かめましょう。これにより、使用していない状態が30分経過すると自動的にスリープモードになります。起動したい時は、電源ボタンを押すだけです。(Sonos Roamを充電済みの状態でいつでも持ち運べるように、自宅にいる時は電源に接続しておくことをお勧めします。)

Sonos Roam Wireless Charger(ワイヤレス充電器)は、Sonos Roam専用に設計された充電アクセサリーで、スピーカーの形状に自然に溶け込み、設置場所を取ることなく充電できます。

充電が完了したら、さあ出かけましょう!

屋外でもSonos Roam

ほとんどの水筒より軽く、重さ430グラムに満たないSonos Roamを外出時に持ち出さない理由はありません。バッグやカップホルダー、ジャケットのポケットに入れて、どこでも素晴らしいサウンドを楽しみましょう。

凹型のエンドキャップは3つの役割を果たします。ボタンの誤操作防止、縦置きにした時の安定性、耐落下性の強化です。悩んだ時は、Sonos Roamを持ち出しましょう!

防水・防塵設計

IP67規格準拠のRoamは、防塵・防水設計です。水深1メートルで30分間の防水性を備えています。(そしてボタンが触知性なので、濡れていてもどれを押すべきかすぐにわかります。)

ボトルの水が漏れていても。砂埃が舞う山道でも。プールに誤って落としてしまっても。Sonos Roamは再生し続けます。

Sonos製品のお手入れ方法は、こちらをご覧ください。

Sonos RoamとSonosシステム

Sonosは、シンプルなビジョンを掲げてマルチルームサウンド体験の先駆者となりました。そのビジョンは、音楽ファンが家のどこにいても音楽を楽しめるようにすること。

しかし、自宅の生活様式は、絶えず変化します。部屋から部屋へと移動し続け、パートナーや家族、ルームメイトと顔を合わせることもあります。こんな時には、サウンドをみんなで共有して楽しむことができます。そして、家の別々の場所で、自分自身の時間を過ごしたい時もあります。複数のスピーカーがあるSonosシステムでは、自宅での過ごし方に合わせてリスニング体験を調整することができます。

Sonos Roamが、初めて使うSonosスピーカーでも、10台目でも、Sonosシステムは自宅や外出先での聴き方に合わせたリスニングが可能です。システムの拡張方法は、sonos.comでホームシアターの設定や建築用スピーカーなどの詳細をご覧ください。

Sonosは、自宅でのオーディオ体験の充実を目指して何年も努力を重ねています。Sonos RoamとSonos Moveは、リスナーが自宅を飛び出し、新たなサウンドの可能性を開けるように作られた製品です。Sonos Roamが、みなさんが世界に飛び出すきっかけとなりますように。

Sonos RoamとSonos Moveを徹底比較したこちらのブログ記事をご覧ください。

Sonos Roamを使うシチュエーションのヒントは、こちらのブログ記事をご覧ください。

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